醤油の起源は古代にまでさかのぼることが出来ますが、営業として現在の
主産地・龍野・野田・銚子・小豆島などに成立したのは16世紀のことです。

天正15年(1587)円尾屋孫右衛門、天正18年(1590)栗栖屋横山五郎兵衛に
よってはじめられた龍野醤油は、
寛文6年(1666)円尾孫右衛門の創案以来うすくちを特色として栄えてきました。

4世紀にわたる歳月の間に、京・大阪の文化に育まれ洗練されつつ、
日本人の食生活に深くしみこんだ
この『龍野淡口醤油』は、
次第に世界の食物にも味わいを加えようとしています。

山紫に、水美しいこの里に代々醤油をつくり継いできた先人の
工夫や愛情は、古い道具や文書にひっそりと息づいています。

菊一醤油造合資会社の本社として建てられ、浅井醤油合名会社との合併後の
龍野醤油(株)−ヒガシマル醤油(株)の本社であったこの建物と
元龍野醤油協同組合本館(資料館別館)に
ひろく龍野醤油協同組合員各社の保管になる資料を
中心に展示して、醤油のふるさとを偲ぶよすがといたしました。