ごっこ(布袋魚)


 ごっこ(布袋魚)は、三浦半島及び若狭湾以北の日本各地の沿岸に生息しています。腹部には吸盤があり、腹びれが変形したもので、それは、岩盤にしがみつくためのものだと思われています。沖合の水深100メートルから200メートルの深海に生息しているごっこは、産卵期の12月月に沿岸の岩礁に接岸します。
 以前は下魚として扱われ一部の人しか食さなかったのですが、近年その淡泊でアンコウに似たゼラチン質の食感が好まれ、価格が高騰してきました。


1. 調理する前のごっこ。左からオス、真ん中がメスで、左がメスの魚卵です。とてもグロテスクで触ると、ぬめぬめとしていて食べるには抵抗があります。



2. 熱湯をかけ、ねめりを取ると、どことなく情けない顔になります。



3. 一般には、ぶつ切りらしいのですが、今回は3枚におろし適当な大きさに切りました。
ごっこをおろしたのは初めてのため、途中の写真を取り忘れてしまいました。

4. 昆布出汁に、ごっこの身と魚卵を入れ煮立ったら灰汁(あく)を取ります。そして豆腐・岩海苔・長ネギをいれ、醤油・お酒で味を付けます。

5. グロテスクな姿からは想像も出来ない淡泊な味、ごっこの身のぷるぷる感が堪りません。