SQUEEZE スクイズ法について
ここでは横型鋳造機で射出を垂直方向に行うHVSC鋳造法について解説をしましょう。
宇部機械の情報では、日本国内より米国内でのHVSC機の伸びが大きいということを聞いているが、日本国内の普及が今ひとつなのは悲しい状況ではある。とはいえこの横竪(HVSC)、竪々(VSC)機の製品のすばらしさについてはどうしても少し書いておきたい。耐圧製品に対応するならこの機械は安い買い物だと思う。マウンテンバイクのフレーム接続部の部品などはすばらしいものだった。AC4CHにT6処理が可能なのですから。
この優れた鋳造機も、一台だけテスト的に購入したが使いこなすことができずに機械をスクラップ同然で処分してしまった会社がいくつかあるようで悲しい限りである。2010年現在では日本国内で数社が活発に生産を続けている。話は飛ぶが、元宇部の役員だった藤野さんのnikkei-BPの連載コラムを非常に楽しく読ませていただいた。http://techon.nikkeibp.co.jp/column/hinomaru/ 原稿のコピーをあらかじめいただいて読ませてもらっているが、ネット上で改定版を再読してさらに楽しむことが出来た。宇部興産はVSC機(1800トンだったか?)を大きな回転テーブルに数台を載せて自動車用アルミホウィールの鋳造を行っていたが、素晴らしい製品だった。
スクイズ製品でカドがきれいに出ないという問題の解決法。
HVSC機の導入初期は、この問題で苦労しました。でもこれは簡単に対策できます。チルベントを使って確実に排気をしてやるとカドや彫刻部にきれいに湯は廻ってくれます。あの苦労はなんだったのかと思うほどの変化でした。すべては金型の隅に圧縮された空気が原因だったのです。
ただしチルベントの使い方にはちょっとしたコツが必要です。スクイズ用離型剤は断熱性能が高いためチルベントまで離型剤がのると溶湯が半凝固状態で流動性を持ったままになることがあるからです。この件についてはチルベントのページで説明してます。