北アルプス

新穂高→奥穂高岳→涸沢岳→穂高平
奥穂高岳 3190m   涸沢岳 3110m
今年の夏は晴天が続かない、晴れの予報でも、曇ったり雨が降ったりで太陽が姿を見せない。
穂高平で避暑をしながら晴天になるのを待って、夜半から晴れそうな予感が的中し、ようやく奥穂高岳白出沢コースに出掛ける。
数日前から奥穂高岳白出沢を下った登山者が、道が分かり難かった、迷って滝の方に行った、沢を渡るところで迷った・・・・など、一人怪我人も出たので、先月集中豪雨のような大雨が降り続き、奥穂高岳への登山道が、土砂などで崩壊している情報から約1ヶ月、ここも今年は残雪も多い、穂高平小屋のオーナーが登山整備(21日)に出掛けられ、翌日(22日)晴天の中安心して奥穂高岳白出コースを歩く。
平成20年(2008)8月22日〜23日 ・天気快晴・単独

奥穂高岳から 左から涸沢岳・槍ヶ岳・北穂高岳 山頂手前から 穂高岳山頂
ジャンダルム 奥穂高岳から  奥穂高岳山頂



穂高平小屋から白出しの登山口出発は7:45、古い1978年版の地図では上りのコースタイム5時間30分、2001年版の地図では上り7時間と沢の状態も地図上では少し変わっている、白出し沢の手前に奥穂高岳登山口があり、ここから深い樹林帯の中に入っていく、今日は晴天だが連日雨の日が多いので、ジトジトしている感じだ、昨日草刈りと、悪いところを整備して頂いているので安心して歩ける、8:30ベンチで休憩、ここで視界が開け笠ヶ岳が姿を見せるホッとした一瞬だ、登山者が登ってきて挨拶して行った、又樹林帯に入る、足場もやや滑りやすい、大きな石や木の根などの段差を、少しずつ高度を上げる、暫くすると水の音が聞こえ、左谷沢(白出沢)が見えてきた、少し行くとベンチがあり休憩、木々の合間に、雪渓の上流には白出しのコルが姿を見せた。

奥穂高岳登山口 樹林帯の登山道 ジャンダルムと白出しのコル 白出岩切道プレート


9:00 出発5分ほどでブルーシートが避難用に設置されていた、小屋で聞いていたのはこれだった、ここには白出岩切道のプレートがある、どうやらここから沢に降りるようだ、沢の右岸から梯子で白出沢に降り、沢を渡るのには本来なら重太郎橋があるのだが、沢には雪渓が2m以上の高さで沢をふさいでいる、沢の左岸へは、昨日この雪渓に鉄梯子が設置されていたので、梯子を使って先ず雪渓の上に上がり、雪渓を対岸に渡る、この梯子がなかったら対岸に渡るには、沢を徒渉しなければならない所だった。

沢から雪渓を梯子で・・・対岸に渡る 白出岩切道・狭く急な鎖場の登山道が延々と・・・


この対岸(沢の左岸)に渡ると白出岩切道が、ロープと鎖の狭い急な登山道が延々と続く、一番緊張した場所だ、やがて細いガレた沢がありその沢の右岸に渡ると又鎖場だ、緊張の糸が切れた場所に着く、10:25 ここは沢歩きを初めてから土道の場所で、 右上にジャンダルムが姿を現しそこはお花畑で、遅い花達が埋め尽くしている、アザミ、トリカブトその他、暑いのでお花畑の日陰で休憩する、お花畑を出るとガラ場の沢に出る、ここには荷継沢表示があり対岸の沢に渡る、ここが迷いやすい場所かも知れない、(大きな沢を1つ横切る)。

お花畑から間違いやすい沢 対岸へ渡る   対岸からは間違えて渡らず沢を下る 唯一標識


対岸の沢は、ジャンダルムの真下を印を捜しながら高度を上げるが、歩きやすいとは言いがたい、右往左往しながら自分でコースを決める。
雪渓が姿を見せる、岩小屋らしき場所で休憩、白出しのコルは見えず雪渓とガラ場の世界、途中避難小屋跡らしきものも見た。

私が歩いた雪渓を親子が降りる急坂なので慎重に あと1時間30分で穂高山荘に着く


大きな雪渓が行く手を阻む、左岸に○印を発見、狭い雪渓を選んで対岸に渡る、雪渓の姿が無くなるまで狭い左岸を歩き、雪渓の姿がなくなったら後は大きな石(岩)が重なったガラ場の急登の直登が始まる、白出しのコルの穂高岳山荘が姿を見せた、大きな石(山荘まで1時間30分)と書かれている、1時間で行けそうな気がしたが、○印はあるが自分で適当にルートを捜しながら歩く、13:20 山荘手前で小休止する、私の後から単独の女性や、数名ガラ場の中にチラチラ動くものが目に入る、ガスがかかってきた休むと寒いので、最後の力を振り絞り穂高山荘に着いたのは13:55、(7:45発13:55着)6時間10分で着いた。

穂高山荘から涸沢カール 奥穂高山頂


小屋でチェックインして、水と食料を持って奥穂高岳へ行く、最所の岩場をクリアすると後はガラ場の登山道が山頂まで続く約40分で山頂に着く、歩いているときはガスで何も見えなかったが、山頂に着いたらガスが晴れてきたラッキーだ、ジャンダルムから、前穂高岳・槍ヶ岳・北穂高岳・涸沢岳・常念岳から裏銀座が姿を見せる、山頂でゆっくりしていたら団体が登ってきたので、早々に下山し、涸沢岳に上るが、ガスで真っ白の世界、下山し穂高山荘には17時頃帰る。
夜は小屋の中から笠ヶ岳が姿を見せる、大変満足な一日だった。

奥穂高山頂より槍ヶ岳方面 小屋から笠ヶ岳 涸沢岳



6:20山荘出発、 途中で出会った女性が、同室で寝具が隣り合わせ、彼女はジャンダルムに行く予定 だった。
お盆過ぎは晴天が2日と持たない、早朝から小雨が降り出した、元々私はピストンだったが、彼女もジャンダルムを諦めて一緒に下山しょうと言う話になった。あともう一人(男性)と3人で下山することにした、単独より複数の方が安心だ、3人でルートを捜しながら下山していく、小屋からは下りの方がルートが捜しやすい、比較的楽に雪渓に着く、夏の雪渓はコンクリートのように堅い、雪渓からガラ場に渡らなければならない、足を滑らすと大変なことになる、慎重に雪渓を渡る、ここからのガラ場は僅かな印だけ、昨日ここを歩いてきているので、その先は対岸のお花畑に渡ればいい、対岸に渡りかけたら、一人対岸に渡らずガラ場を降りていく登山者を発見し、大声で呼び戻す(その先は滝だから)、慌てて引き返してきた、ここも間違いやすい場所なのかも知れない。
しっかり見ていれば印もあるのだが、聞くとその先に印があったという、上の方の岩が下の方に落ちていったのだろう、危ない危ない!!。

お花畑で小休止していたらもう一人増えた、単独ばかり5名になり一緒に行動する、ここから正念場の鎖場だ、雨で岩肌が滑りやすくなっている、おまけに狭くて足元も不安定、特に慎重にゆっくり歩く、鎖場が終わると雪渓の上を少し渡り、梯子で降り、沢を渡って梯子で対岸に登ると、後は普通の登山道が林道まで続く、白出しの沢の水の状態を見に行き、林道を穂高平小屋に歩く。
穂高平小屋には10時30分に着いた。4時間10分。で白出沢下りは約3時間で降りた計算になる。
早く降りたが、後で筋肉痛で・・・・・困った、2008年(平成20年)8月23日 。

トウヤクリンドウ イワギキョウ


※登山メモ

私の持ち地図、1978年版の白出沢からの奥穂高岳へのコースタイムは、上り5時間30分で下りは3時間30分。
2001年版では、上り7時間で下りが5時間30分となっている(参考まで)又コースも少し変わっている。
奥穂高岳への飛騨側からは早いが、本当に急登、表のダイテングラードと比べると、標識は登山口と、対岸へ渡る、それと岩などに○印で少ない。
歩く人の割合も、話にならない、迷いやすいと、このコースを下山されてきた人は言っていた、確かに迷った人もいた。
最初上りに使ったら間違うことはない、下山に初めてこのコースを使たら、迷いやすい場所は3ヶ所ほど有る。
大雨の時は歩かない方がいいが、間違いに早く気が付き、正規の登山道が歩けたらいいが、表と比べ時間が早い分キビシイ。

この奥穂高岳の白出沢コース・南岳の南岳新道・笠ヶ岳の笠新道は、飛騨の急登の3上りと言われていると聞いた。



所要時間 (食事休憩含む)
白出沢出発は7:45→穂高山荘着13:55 (6時間10分)
穂高山荘14:20→穂高岳山頂15:00→涸沢岳→穂高岳山荘17:00 (2時間40分)
穂高岳山荘6:20→穂高平小屋10:30  (3時間10分)

2008年(平成20年)8月22日〜23日 撮影
天気22日 快晴
天気23日 小雨
単独