血糖コントロールの
   
指標と評価        

(糖尿病の治療で目標とすべきいくつかの指標です。)

日本糖尿病学会の血糖コントロールの指標と評価が、平成16年春に改訂になりました。患者さんには難しいかも知れませんので、本文中では詳しくふれずに補足として追加させて頂きます。
出来るだけ「優」または「良」を目標として下さい。

出展は「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン(日本糖尿病学会 南江堂)」です。

また、血糖以外のコントロールの目標値も参考として追加しておきますが、理想的な値ですので、患者さんによっては達成が難しいかも知れません。


改訂後
指標 コントロールの評価とその範囲
不可
不十分 不良
HbA1c(NGSP)(%) 6.2未満 6.2〜6.9
未満
6.9〜7.4
未満
7.4〜8.4
未満
8.4以上
HbA1c(JDS)(%) 5.8未満 5.8〜6.5
未満
6.5〜7.0
未満
7.0〜8.0
未満
8.0以上
空腹時血糖値
(mg/dl)
80〜110
未満
110〜130
未満
130〜160未満 160以上
食後2時間血糖値
(mg/dl)
80〜140
未満
140〜180
未満
180〜220未満 220以上
注1)血糖コントロールが「可」とは、治療の徹底により「良」ないしそれ以上に向けての改善の努力を行うべき領域である。「可」の中でも7.0%未満をよりコントロールがよい「不十分」とし、他を「不良」とした(この境界の血糖値は定めない)

注2)妊婦(妊娠前から分娩までの間)に際しては、HbA1c(NGSP)6.2%〔HbA1c(JDS)5.8%〕未満、空腹時血糖値100mg/dl未満、食後2時間血糖値120mg/dl未満で、低血糖のない状態を目標とする。



血糖以外のコントロールの目標値

 BMI  22 :体重(kg)/(身長(m)x身長(m))
 血圧  130/80mmHg未満
 血清脂質  総コレステロール     LDLコレステロール
 冠動脈疾患(−)   200mg/dl未満        120md/dl未満
 冠動脈疾患(+)    180mg/dl未満        100mg/dl未満
 中性脂肪  150mg/dl未満
 HDLコレステロール  40mg/dl以上