浄土真宗 本願寺派 河久保同行の部屋

浄土真宗 本願寺派 河久保同行の部屋
ご家庭の仏事
ここでは、「ご家庭の仏事」についてご紹介します。
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仏教用語には、少し難読な言葉の読み方もあります。そのような文字につきましては、「ふりがな」が表示されるようにしております。次の図のようにアンダラインのついた文字にカーソルを合わせますと「ふりがな」が表示されますのでご活用ください。
「ふりがな」の表示方法のイラスト

[更新日:2004年11月13日]
家庭は、人間が和合し、安らぐために最も大切なところですが、その中心はご本尊です。
孫娘と一緒にお給仕する祖父のイラスト
家庭は、こどもの心を育てるには最も大切な場所です。特に人間の心が失われつつある時に、朝夕の仏参がこどもの人格形成に実に大きな役割を持つことを改めて考えたいものです。
朝夕のお参りは、欠かさずいたしましょう。そして事情の許すかぎり、家族そろってお勤めをし、阿弥陀如来さまへ朝夕のごあいさつをします。
花をかえたり、お仏飯をあげたりすることをお給仕お荘厳)といいますが、こどものいる家庭では、その年齢に応じてこどもにもお給仕をさせましょう。
お給仕の行為が、浄土真宗のみ教えを「身につける」もとになるのです。
歯磨き、洗顔の後、衣服をととのえて仏前にでます。
灯明をあげ、香をたき、お仏飯をお供えし、合掌、礼拝して勤行をはじめます。ただし、夜のお勤めの時に、お仏飯はお供えしません。
お勤めの終わりに合掌、礼拝し、灯明を消して退席します。
勤行は、正信偈と和讃六首ずつを繰り読みし、御文章を拝読、領解文を唱和するのが正式ですが、ときに応じて次のいずれかを組み合わせてお勤めしてもかまいません。
これらはいずれも、『浄土真宗聖典勤行集)』に収録されています。
勤行、拝読、唱和の組み合わせのイラスト
幼い姉と弟がお仏壇に合掌するイラスト
家庭は、家族が和合し、安らぐために最も大切なところです。そして、その中心は、いつもご本尊さまでなければなりません。
昨今、「人間の心が失われつつある」といわれております。特に、子どもの心を育てる場所である家庭においての、朝夕のお仏壇へのお参りが、子どもの人格形成に大きな役割をもっているのです。
朝夕、家族全員そろってお参りし、お勤めをして、ごあいさついたしましょう。
◇ 人は生き物たちの『いのちの布施』のお陰で生かされている
食前、食後の合掌は、毎日のことであるだけに、感謝の心を養うために大きな働きをいたします。家庭の情操教育はこんなところにあるようです。
食前、食後の合掌をする女の子のイラスト
私たちは、毎日、食事をします。米、麦、肉、魚、野菜、果物など、色々なものを食べますが、それは、それらのものの「いのち」をいただいて、自分の「いのち」を養っているのです。
食べるという行為は、たくさんの人々のおかげにより、いただけるのであり、生かされているのです。
食事のときには「おかげさま」をよろこび、料理の材料となってくれたものへの「ありがとう」の感謝の気持ちから合掌し、食前、食後のことばを唱えましよう。
  • 食前のことば
    (代表)み仏と、みなさまのおかげにより、このご馳走をめぐまれました。
    (一同)深くご恩をよろこび、ありかたくいただきます。
  • 食後のことば
    (代表)尊いお恵みにより、おいしくいただきました。
    (一同)おかげで、ご馳走さまでした。
食事の前後には、合掌し「いただきます」「ご馳走さま」と、手を合わせていただきましょう。どんなに忙しくても、合掌と「いただきます」、「ご馳走さま」と「礼拝」だけは忘れぬようにしたいものです。
月々の命日には、家族そろってお仏壇にお参りし、その日は、精進料理をいただき、いのちの尊さ、生かされていることのよろこび、親鸞聖人(浄土真宗の宗祖)のご遺徳を偲ぶのが、浄土真宗の門徒の伝統です。
幼児がお仏壇にお参りするイラスト
故人の月々の命日のお勤めのことを「月参り(月忌法要)」といいます。ご先祖の命日、近親者の命日には、家族そろってお仏壇にお参りしましょう。
月々の故人の命日を「月命日(月忌)」といいます。月参り(月忌法要)は、命日の前日(お逮夜)にお勤めする場合もあり、地域によって多少習慣の違いがありますので、お手次のご住職に相談してください。
月参り(月忌法要)には、できるだけ都合をつけて、家族いっしょに勤行をしましょう。
  • 親鸞聖人のご命日  16日
  • 蓮如上人のご命日  14日
毎月16日は、親鸞聖人のご命日にあたりますので、家族そろって仏前にお参りし、その日は精進料理にして生命の尊さと、親鸞聖人(浄土真宗の宗祖)のご恩を思うのが浄土真宗の門徒の伝統です。
年間のお勤めには、報恩講(おとりこし)、元旦会彼岸会宗祖降誕会盆会など色々な行事があります。
◇ 報恩講(おとりこし)
キン(リン)と撥のイラスト
報恩講(おとりこし)は、ご本山の御正忌報恩講より前にお勤めすることで「おひきあげ」ともいいます。
報恩講(おとりこし)とは、お念仏に生かされる喜びを味わわせていただく私たちが、その教えをすすめくださった、親鸞聖人のご遺徳をしのび、報恩謝徳の思いからお勤めする最も大切な仏事です。
報恩講は、このようにもっとも大切な仏事でありますから、お掃除も、お磨きも、入念にし、お荘厳は最高のものにします。
家族はもちろん、お年寄りからこどもに至るまで、できればご縁のある人も招いて、「正信偈」を読誦し、法話を聞きましょう。
そのあとお斎(食事)をともにされるところもあります。お斎の習慣はすたれつつありますが、せめて年に一度は心のこもった食事の中で仏縁を結びたいものです。
世の中が忙しくなって、すべてが能率的で簡略になっていますが、それでは人の心が育ちません。
元旦会
「1年の計は元旦にあり」と申します。家族そろってお仏壇(お内仏)にお礼をし、新年のごあいさつをいたしましょう。また、お寺にも参拝し、新年のごあいさつをいたしましょう。
お仏壇のお荘厳は、打敷をかけ、鏡餅をお供えし、花は松の真に色花をさします。三が日が終わったら平常のお荘厳にもどします。
報恩講をお勤めするのは、お念仏を喜び、味わせていただくとともに、そのお念仏をおすすめくださった親鸞聖人のご苦労、ご恩をしのぶためです。
その報恩講は、寺院でつとまるだけでなく、ご門徒の家庭においても勤めるもので、地域によっては、今なお盛んに勤められています。
この真宗独特の年中行事である報恩講を在家門徒でも勤めさせていただき、再び盛んにしたいものです。

原本作成日: 2001年9月28日; 更新日: 2004年11月13日;
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