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血ぬられた墓標/処刑男爵 幻想殺人 トランスフォーマー インセプション トロン:レガシー
華氏451 トロン タイムマシン 死霊のはらわた&2 ルーヴルの怪人

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血ぬられた墓標 BLACK SUNDAY (1960)
処刑男爵 BARON BLOOD (1972)

音楽:レス・バクスター
監督:マリオ・バーヴァ

Bay Cities/BCD-3034輸
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「血ぬられた墓標」は怪奇映画の巨匠マリオ・バーヴァの弟一回目監督作品。
18世紀に処刑された王女が100年後に恨みを晴らそうと王女に取り憑いて。
「処刑男爵」も数百年前に封じ込められた残虐な男爵が呪いを解かれて甦った・・・と同じような内容。
「血ぬられた墓標」は原題が「BLACK SUNDAY」で、1977年に製作された同じ原題によるスタジアムのテロ映画がありますが、これと混同していることがあるようです。

音楽は二作とも30分前後の組曲になっています。
オーケストラによるオーソドックスな不安を持たせる音楽で、印象に残るようなメロディ、リズムは特にありません。
後から発売された「血ぬられた墓標」は組曲ではなく、個別タイトル曲として収録されている。
「処刑男爵」アメリカ版音楽はこのレス・バクスターだが、ヨーロッパ版は音楽がステルヴィオ・チプリアーニとなっています。


幻想殺人
UNA LUCERTOLA CON LA PELLE DI DONNA (1971)

音楽:エンニオ・モリコーネ
監督:ルチオ・フルチ

EMI General Music/CDST-303輸
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ゾンビ・ホラーモノ監督ルチオ・フルチの幻想エロチック・ホラーサスペンス。

テーマ曲はこの手のモノとしては聴きやすい美しい曲。これぞモリコーネという曲が続きますが、あとはモリコーネの不協和音、無調音楽のような、モリコーネを奥深く聴いていないと馴染めないモノがほとんどです。
しかしジックリ聴き込むと、モリコーネの真髄が浮び上がって聞こえてきます。


トランスフォーマー
TRANS FORMERS (2007)

音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー
監督:マイケル・ベイ

WARNER BROS./9362-49921-9輸
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'80年代人気となった日米合作アニメの実写版。
金属生命体の変身シーンや戦闘シーンがリアルでスピード感あって迫力満点。でもスピードが早すぎて目が付いていけません。

ハンス・ジマーの音楽集団に属するジャブロンスキー、大変聴きごたえある感動系スコアでジマー音楽よりも熱く燃える音楽となっています。
オーケストレーションは素晴らしく、決して煩さはありません。曲の盛り上がりも鳥肌ものです。
これほど良いスコアなのに国内盤は出なかったようですね。


インセプション
INCEPTION (2010)

音楽:ハンス・ジマー
監督:クリストファー・ノーラン

WATERTOWER/524667-2輸
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レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙主演によるSF大作。
相手の夢の中に入り込み、潜在意識に潜むアイデアを盗み出したり、意識を変えたりする産業スパイたちの複雑かつ巧妙なスパイ合戦。
複雑な幾重もの夢の階層で起きる出来事をスリリングに早いテンポで進行するストーリーは、ノーラン監督自身が書き下ろしたオリジナル脚本の良さも相まって、何度観ても緊張感伴う面白い作品に仕上がっています。

音楽もこのドラマ展開に相応しい迫力ある音楽で、夢の階層ごとの緊迫した一瞬一瞬を重量感とスケール感あるスコア、そして深層意識の奥深い様子が静かなスコアとで現れ、作品内容に相応しいジマースコアとなっています。

尚、CDは12曲収録ですが13曲目と14曲目はネット上でのダウンロード収録となっています。この2曲がないとサントラ盤として楽しめません。


トロン:レガシー
TRON:LEGACY (2010)

音楽:ダフト・パンク
監督:ジョセフ・コシンスキー

WALT DISNEY/AVCW-12808
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1982年製作の全編CGによる初の本格映画「トロン」の続編。
失踪したデジタル業界のカリスマ、フリンとその息子がコンピューターシステムの世界にて再会、その後の二人に待ち受ける運命は・・・。
CG映像はさすがに素晴らしいが、今の時代にはそれ程目を惹くものではないでしょう。
脚本がよくできているので作品ストーリーとしてはとても楽しめます。

音楽スコアのダフト・パンク、クラブシーンのファンからすると受け入れられないアルバムだそうですが、この映画のスコアとして出来は大変素晴らしい。
オーケストラとデジタルミュージックと映像の一体感は見事。映像にさらなる奥行きとスケール感を与えるスコアは作品の格を上げている。
本来、クラブ・ダンスシーンの音楽を手がけるデュオなのに、あえて自身のスタイルを大きく変えての音楽作品は、彼らの才能とセンスが大きく光るもの。


華氏451
FAHRENHEIT 451 (1966)

音楽:バーナード・ハーマン
監督:フランソワ・トリュフォー

TSUNAMI/TSU-0136(輸)

レイ・ブラッドベリ原作SF小説の映画化。
活字が一切禁止されてる未来社会を描いたトリュフォー監督の代表作。
森の中で様々な国の人々が歩きながら本を頭に複写する場面は忘れられない名シーンです。

スコアはハープと木琴を独創的に取り入れたハーマン独特の幻想的で美しい音色は陶酔感さえ感じられ、音色の表情も強烈な印象を持ってます。


トロン
TRON (1982)

音楽:ウェンディ・カーロス
監督:スティーヴン・リズバーガー

コンピュータ・グラフィッグスを大胆に導入した初の作品。
公開当時はコンピュータが一般的に普及してない時代、電子世界の映像化表現力は時を感じさせるものの、当時としては素晴らしい想像性を持った作品。
デザインは「エイリアン2」「ブレードランナー」などを手がけたシド・ミード、近年ではアニメ「ガンダム」などのメカニカルデザインも手がけてるようです。

音楽は性転換により女性となったウェンディ!!!
変にデジタル的なものではないし映像をフォローする量感もあり、時代感の古さはあるものの、この作品には効果的スコア。
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タイムマシン
THE TIME MACHINE (2002)

音楽:クラウス・バデルト
監督:サイモン・ウェルズ

VARESE SARABANDE/VSD-6337(輸)
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H・G・ウェルズ同名原作の再映画化。
死んだ恋人を甦らせるために時空を飛ぶタイムマシンを発明した若き大学教授が、やがて80万年もの未来世界を見ることになってしまう。

「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」で名を一躍有名となったクラウス・バデルト作曲。
冒頭曲から広大なスケールを予感させるオーケストラスコア。
アクションスコアも織り込まれ、めくるめく時空を飛び廻り、「パイレーツ・・・」ほどの派手さはないが大変美しいサントラ曲。
バデルトの最高傑作と言えるでしょう。


死霊のはらわた EVIL DEAD (1983)
死霊のはらわた2 EVIL DEAD 2 (1987)

音楽:ジョセフ・ロドゥカ
監督:サム・ライミ

VARESE SARABANDE/SLCS-7198
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低予算スプラッター映画の元祖としてその徹底した残酷描写で名作?となったホラー傑作。
わたしはスプラッター系がチョット苦手なので未だに一度も観てませんが。

B級低予算作品の音楽は安易なシンセ音楽などで済ませてしまう傾向があるのに、このロドゥカという作曲家はシンセを使いながらも小編成の奏団により現代音楽的クラシカルな作品を生み出している。
映画作品と全く切り離して一つの連作曲としても関心度の高いスコア音楽になってます。
続編のスコアは一変してフルオーケストラ演奏が中心のスケール感を持たせたメリハリの強い曲が多い。
ドラマチックな曲展開も勇壮感さえ感じられます。
このサントラから映画作品のスプラッター・残酷性・猟奇性を直接的に感じることはほとんどないのですが、ホラー映画サントラとしては傑曲でしょう。
後に三部作三枚組完全版サントラが出されています。


ルーヴルの怪人
BELPHEGOR-LE FANTOME DU LOUVRE (2001)

音楽:ブリューノ・クレ
監督:ジャン=ポール・サロメ

wea/WPCR-11255
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いつまで経っても年齢不詳のソフィー・マルソー主演。フランス・ルーヴル美術館に取り憑く怪奇伝説ホラー。
この映画はえらく評判がよろしくないようで。

音楽はブリューノ・クレ、作品数はまだそれほど多くはないようですが近年ではペラン監督「WATARIDORI」、ピトフ監督「ヴィドック」、カソヴィッツ監督「クリムゾン・リバー」など。
「ルーヴルの怪人」では3000年前のエジプト・ミイラの呪いにまつわるストーリーなので音楽もエジプト大衆音楽に使われる楽器が使用され、ソロ歌手やミュージシャンたちも皆エジプト人のようです。
映画はともかく音楽はわたしとしては大変お気に入りの一作です。
中近東の大衆音楽を幻想的かつスケールを大きくした感じの曲でとくにソロ・ヴォーカルがいい。
その中でも最後の曲”ベルフェゴールの夜”のヴォーカルは独特の雰囲気を持っており、青臭さとほのかな色気が同居した、ちょうどデビュー当時の山口百恵を思い出します。


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